〔指相撲〕

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そして2人は向かい合うと、お互いの指を絡ませ深呼吸をした。 翔「え!?光?お前体に似合わず大きいな。」 光「フフフ、よく言われる、みんな触ったらビックリしてるよ。 でも、風見君だって、すべすべして、形も綺麗だし、憧れるな。」 翔「あ…、こ、こら、変な触り方するなよ。 光「いいじゃん、減るもんじゃないし、へ~、風見君て、思っていたより柔らかいんだ。」 翔「ま、まだ力を入れてないだけだ。これでどうだ!」 光「あ!ホントだ、少し硬くなった。」 翔「よし、ヤるか。いつでもいいぜ、攻めてこい!」 光「じゃあ、遠慮なく。えい!」 「ぐっ。」 翔「え!?あ!う、後ろから…い!く!く、そ、そんなに奥まで届くのか…く、あ…」 光「さっき言ったでしょ、僕のは大きくて長いんだって。」 翔「い、言ったけどさ、まさかここまでとは…」 光「あれ?さっきの勢いはどうしたのかな?動けないでしょ。ほ~ら、グリグリグリ…」 翔「あ…く…く…ぬ、抜けない…」 光「あ、言い忘れてたけど、簡単には抜けないよ。僕のは右に曲がっているんだよ。ちょうど上手く引っ掛かるみたい。冬李とヤりすぎたせいかな。 冬李ってば、いつも右に回り込んで抜こうとするんだもん。どう?風見君、ギブアップ?」     
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