*…幸せの音。…*

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「どうしたの?また寝不足?」 「…いや……別に。何でもない。」 「それならいいんだけど……」 久しぶりの歩との休日。 嬉しいはずなのに、理由のないこの不安からついつい溜め息をつきながら窓の外を眺めてる。 心配そうに見つめてくる歩とはもう何年の付き合いになるんだっけ? すっかり先輩呼びもなくなって、最近はやっと敬語も使わないで話してくれるようになった。 俺の初恋。 今でもちゃんと、この大好きが続きあってる。 もうすっかり俺も歩もおじさんになって……………って…; まだ30にもなってないんだからまだ違うか…; 「ねぇ、それより次はいつ会えそう、かなぁ?」 「んー…?こっちはシフトだしなぁ…土日は忙しいし…あ、でも来週の日曜ならお前に合わせられそう!」
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