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そしてしばらくしてから綺麗なワゴンと一緒にお茶とお菓子を運んでくる。
「ねえ、私ってどれだけ寝てたの？」
「昨日の昼からですからちょうど1日くらいでしょうか？」
お茶を注ぎながら静かに彼女は答える。そしてそれを注ぎ終わるととても綺麗な笑顔で微笑む。
「さあさ、このお菓子とっても美味しいんですよ？」
お菓子を食べながら、彼女はいつものようによくわからない話をしてくれる。
「今日の朝起きたら…それでその子が私の足元で…」
「ねえ、昨日のこと聞かないの？」
私は話を遮る。
すると彼女は困ったように笑って、気遣うようにこちらを見ながら、言葉を選ぶように話す。
「アリア様が、話したい、話してもいい、と思えるようになったら、いつでも聞きますよ？今が良かったら今でもいいし、それはアリア様が話したい時でいいですよ」
彼女らしい優しい気遣いに少し苦笑しつつ、ゆっくりと答える。
「昨日、ステファンにあった」
その一言で、彼女は青ざめる。
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