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彼は、目を細めると内ポケットから紙を取り出し、こちらに見せる。
「ユール皇国第一皇女:アリア・ル・ダン・ゴントーン・ユール
捕獲命令書」
それは、つまり、死刑執行命令ということ…?
混乱する私の前で、ステファンは心の底から嬉しそうに追い打ちをかける。
「姉さんを殺したあんたを殺せる日が来るとはね…」
そして静かにこちらに静かに近づき、私の顔に手をかざす。
「ステファン・ミリオン=ルーの名前において、アリア・ル・ダン・ゴントーン・ユールの、かの日の記憶を…罪の記憶よ、我に答えよ」
ルーがそう呟くと同時に、何かの映像がフラッシュバックする。
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