第1章 幸せからドン底へ

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1996年四月、春の風の中桜は咲き乱れ 暖かい日、新しい生活が始まった。 午前××時2人の夫婦の間に、男の子が産まれた。 男の子の名前は康太、夫婦にそう名付けられました。なに不自由なく育ち幼稚園に入園する前の年 午前3時、家の中ですごく大きな声と音がした。 姉3人は泣いている。様子を見に行くと、母を蹴る父がいた。家の中は散らかり、壁には穴が空き家電は壊れていました。しばらくすると祖父が来ました。 「なんであばれちょるんか?」祖父はそう言いました。父は酔っ払っていました。子供4人は祖父母の家へと連れて行かれました。時間は午前4時、母が祖父の家に来ました。その時の母は傷だらけでした。 みんなはしばらく祖父母の家で過ごすことになりました。 祖父母の家で過ごし何週間となり父と母は離婚し、元の家に帰りました。 母は女1人で子供4人を育てました。朝から晩までずっと働き、家にいない事が多く、家事は長女がやっていました。そんな中、康太は幼稚園に入園し毎日友達と元気よく遊びました。そして1年が経ち年長になりました。年長になって何ヶ月か経ったある日、仲のいい友達と喧嘩をしました。そして康太は母の仕事が忙しくなるから保育園に入園しました。 夕方まで友達と遊び、帰りは姉がいつも迎えに来ていました。そんな毎日が過ぎ、小学校に入学しました。幼稚園保育園で一緒だった子達がいて、新しい友達もでき勉強して遊んで毎日を過ごし、2年生になって新しい友達ができました。 その頃康太は勉強が大嫌いで、よく宿題を忘れたりしていました。勉強も苦手な康太は、担任に毎日馬鹿にされていました。学校が嫌になっても毎日学校に行きました。みんなとは遅れて掛け算ができるようにもなり、担任も優しくなりました。毎日真面目に宿題もしてそこそこ出来るようになり3年生になりました。3年生の秋、康太は友達と万引きをしました。人が買ってもらっているのが羨ましく、家が貧乏な康太は万引きをし大量のカードゲームを手に入れました。ある日の朝教室に入ると大声で「康太君が万引きしたってー!」と言われました。みんなに問い詰められ先生に呼ばれ友達2人も呼ばれました。 家に帰ると母に叩かれ蹴られお店に謝りに行き、お金も払いました。二度と万引きはしないと約束して残りの時間を過ごしました。そして四年生になりました。
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