第2章 半グレ小僧

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第2章 半グレ小僧

新学期が始まった。 新学期にすぐ友達ができた。 休み時間「なにして遊ぶ?」 「強くなるための修行でもしようや」 「誰が師匠なん?」「柔道してるから俺やね」 「今日から師匠やね」 すぐに仲良くなった友達と、毎日そんな遊びをして過ごしていました。 寒くなってきたある日の休日、康太の家に一本の電話が鳴りました。 プルプル、ガチャ 「もしもし?」「俺よ大成」 「急にどうしたん?」「人に言うなよ?」 「わかった?」「俺、母さんのタバコとったけどお前吸う?」 「吸う」 「わかった。学校終わったら遊ぼう。タバコ吸お」「わかった!じゃあ明日ね」 康太は冗談だと思い、軽い気持ちで吸うと言ってしまった。 次の日康太は学校から帰りすぐに友達の家へと向かった。 そして、「公園に行こうや」 そして公園で、「ほらっ!タバコ!」 「お前まじでとったんやね」「早速吸おうや!卒業祝いに~」「卒業してないし!」 カチッとライターでタバコに火をつけ 味のわからないままタバコを吸った。 「あんまり美味しくないね」「俺結構好きよ?」 「匂い大丈夫なん?」「大丈夫やろ」「俺の母さんも吸いよるけ大丈夫かも。」 2人はタバコを毎日吸った。そしてもう1人の友達に、「お前も吸えーや!」「俺はいいや」 「吸え!じゃないと友達じゃないぞ!」 大成と康太はもう1人の友達に強制的にタバコを吸わせた。 次の日の昼休み、教室で担任に呼ばれた。 「あんたタバコ吸ったやろ?嘘つかんで正直に言いなさい。」「はい、吸いました。」 「誰とかね?」「あいつとあいつです。」 とうとう三人ともバレてしまい、その日の放課後、自分で親に言う事になりました。けれど康太は 親に言う勇気がありませんでした。 夕方、母のケータイが鳴りました。 「康太!ちょっとこい!」「なに?」 「お前私に言うことあるじゃろうが!今すぐ言え!」「今日先生にタバコ吸ったこと親に言えって言われた。」 母はタバコの箱とライターを康太に投げつけこう言いました。 「今すぐ目の前で吸ってみろいや!ちょっとは性根入れろ!」 そう言って母は家から出て行くとどっかに行きました。 次の日先生にこっ酷く怒られ1日が終わり気まづく過ごしていました。 1週間が経ちある日 久しぶりに母と話しました。 「絶対タバコは吸うな。約束できるなら許しちゃる。」 そこからはなにも悪いことをせずに四年生を終えて五年生になりました。
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