脅迫という名のプロポーズ

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「――あ、あ、あっ」  M字開脚している夏越の膝に手を置いて、強く腰を打ち付ければ「んはっ」と夏越は声を大きく荒げて中がキュッと締まる。  夏越は吹き出すように漏れている精液が恥ずかしいのか、必死に股間を手で押さえてい た。手の隙間から零れる俺と夏越の精液はエロかった。 「あ、んまたおっきくなった……」  嬉しそうに笑う口元を見て無性にキスをしたくなる。いくら腰にタオルケットを巻いて置いてあったって夏越のやわらかくない身体は曲がらない。届かないキスがじれったかった。 「また、僕の家来てくれるよね?」  夏越は裸のまま俺に抱きつく。部屋の中は性欲の臭いが充満していた。 「ああ」  俺は夏越の頭を優しく撫でる。夏越は嬉しそうに目を細めた。  夕方になって夏越の家を出た時、びっくりした表情で怪しいババアが俺らを見ていた。夏越の様子を見るに両親ではなさそうだ。誰だか知らないけれどムカついたから睨み返した。
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