6.しらたきと糸コン

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「///葵…へ、へ、返事はっ?!!」 もうぐしゃぐしゃになって泣いた。泣きながら返事をした。 返事なんか決まってる。 『はいに決まってるじゃん!うわぁーん・・・』 漸く動き出した私たちの時間。 動くのに10年を要した。しかも、10年前脳内でシュミレーションしていた最後の工程が、今完了したと言っておこう///。 童貞は、激しかった。処女相手に溜まった分を今から出させろと言って、母が帰って来るのを気にしながら盛られた。 その後、大人なお付き合いが始まり、1年後結婚となった。 結婚する時に言われたのが、関西では糸コン。だけど関東では、しらたきって言うから、あの時程、自分の名前を恨んだ事はなかったよと私に言った。 あぁ・・そう言えば、宗太の上の名前は白瀧だったな。 結婚してもしらたきと縁があると思うと、今じゃ笑いが出る思い出話だ。                            おしまい。
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