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天龍「良く来たな、俺の方が提督に相応しいってことを教えてやるぜ」
提督「で、具体的には?」
天龍「サウナに長く入ってた方の勝ちってことでどうだ?ちなみに混浴のサドンデスだ、どっちかが出るまで勝負はつかねぇぜ」
提督(高校生のノリかよ……まあいい)
天龍「んじゃ、風呂場に向かうか」
風呂場、サウナルーム。
天龍「と、言うわけで……俺は我慢強いからな。逃げ出すなら今のうちだぜ?」
提督「逃げ出さねぇからついてきたんだけどな……」
天龍「よーい、スタート!」
ーーーー。
5分経過
天龍「…余裕だなぁ、おい?」
提督「そりゃ5分だしな」
ーーー。
10分経過
天龍「……どうだ?キツくなってきたか?」
提督「君こそどうなんだ?俺は余裕だが」
ーーー。
30分経過
天龍「ハァ……ハァ…………」
提督(まずいかもな……水分的に)
ーーー。
45分経過
天龍「ゼェ……ゼェ………」
提督(まずい、このままじゃ脱水症状で死ぬ……。
天龍も死にかけてるし……)
俺はサウナの扉に手をかける、が……。
提督(開かない!?
……まずいぞこれ)
天龍「何だよ……もう降参か……?」
提督「降参とか、勝負の話じゃないぞこれ。
扉が開かないんだ」
天龍「…じゃあ俺達、出れないのか?」
提督「あぁ、閉じ込められてる」
天龍「なん……だと?」
提督「緊急停止ボタンは無いのか?確かサウナは内側からでも停止できるようになってたはず……」
天龍「……あった、押すぞ」
天龍が停止ボタンを押したことによりサウナの機能が停止する。
提督(さて、これで取り合えず生命の危機はある程度免れたな……。
だが、体から失われた水分があまりにも多い……立ってるのもやっとだ。どうする?)
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