青葉の突撃インタビュー

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翌日。 青葉「ども、青葉です。 提督のインタビューの約束の通り、させてもらいますよ!」 提督「…まあ、好きにしてくれ」 青葉「あ、ノーコメもありなので言いたくなければ強制はしませんよ。 それでは、スタートです。 まず、年齢と名前を教えてください」 提督「刹那 結城(せつな ゆうき)二十歳だ」 青葉「では、なぜこの鎮守府に?」 提督「俺の所属する部隊が深海なんちゃらに沈められて、俺を含む数人の生き残りを出した以外は壊滅。 それで上のヤツらに階級を無理矢理上げられて左遷させられた。…ちなみに今の階級は大佐だ。もとの階級はただの少尉だったから上の連中は俺にありもしない戦績をつけまくって昇格させ続けこの階級になった。 ……俺が左遷させられた理由は大きく分けて2つあると思う。 1つは深海なんちゃらに出会ったその事実を揉み消ししたい上の考えと、もう1つは上のヤツらが極秘で作っていたとある兵器を見た、それだろう」 青葉「その兵器って?」 提督「艦娘であるお前らに言うのも心が痛むが……全てを無に返す爆弾 と言っておこうか。 あれを上の連中は作って完成したのを厳重に保管してたんだ。俺はそれを見てしまったわけだな」 青葉「……厳重な保管ならどうやって?」 提督「俺は18の時に今の海軍に入隊したんだが……裏でその爆弾を作ってるって噂になってたからそれのスパイ調査を兼ねて国から派遣されてたんだよ。 陸空海、それぞれにある隠しきれない不信感。公の前にけして顔を出すことのできない艦娘という名の非人道兵器……そして全てを無に返す爆弾………これらの調査のために俺は国から派遣されたスパイだった、ってのが元さ」
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