第4章

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「はいはい」 僕はこずえちゃんを軽くあしらう。 ーーーーー 植物園で入園料を払い、駐車場に入る。 「結構軽だらけ、猫灰だらけですね」 「こずえちゃん。駐車場の車からギャグ始めない」 「ここが植物園ですか?」 「想像していたのとは違いますね。自然植物山です」 「そう、ここは自然の中で、自生している、あるいは自生している植物の中で色々な草花を魅せる植物園なんだ」 「たくさんの花が咲いてますね」 「知りたい花だらけです」 「猫……」 「こずえちゃん。ギャグはいらないよ。花だらけで十分」 「はいはい」 僕は三日目。 でも、隆、こずえちゃん、紀香ちゃん、夕子ちゃんに花の名前や意味、その他諸々関連する話を丁寧にしてあげる。 「正先輩。花には格別詳しいんですね」 「いつの間に覚えたんですか?」 「子供の頃から覚えたよ」 「さて、この花はなんですか?」 「こずえちゃん。自分を指差さない」 「説明は省くけど。可愛いよ」 「いつの間に覚えたんですか?」 「二ヶ月半で」 「嬉しいです。先輩の欲に立ちます!」 「こずえちゃん。欲はいらないよ」
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