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恵ちゃんが緑茶とともに教授と有田先生に差し出す。
「美味いな」
教授がボソッと呟く。
「そういえば、しばらく日光に行ってないな……」
この後の言葉が怖くて、皆息を飲む。
「梅雨も半ば、花もどんどん咲いてくる頃だろう。いい時期だ」
「どうだ、有田くん。日光」
「はあ。でも皆も正くんも行ったばかりですし」
「正は抜けても構わない」
この言葉に、大樹と義雄がビビる。
「植物検定の勉強にもなる」
さらに、大樹と義雄が緊張しビビる。
教授は次の言葉を探してる。
沈黙の時。
「さて、オレンジ色の方に行こう」
皆、胸を撫で下ろす。
「このタイトルの変更はしなくていい。Articleではなく、Noteで提出するので、あまり仰々しいタイトルは避けよう」
「Analysis of orange color related with chalcones and anthocyanins?in the petals of carnations (Dianthus caryophyllus)のままでいい」
「さて、さっきと同じ順番でチェックして行こう」
皆で黙読を進める。
「教授」
「なんだ、正」
「あの、Resultの内容にしては、Discussionのボリュームが少しありすぎる感じがして」
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