第5章

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第117話 『正。今日もこずえちゃんお持ち帰りか?』 『こずえちゃんの貧乳って本当か?』 『こずえちゃんって本当に面白い子だな。貧乳のTシャツ見て笑いが止まらないと、肩揉んでくれた。そして、次の肩どうぞってwww』 『交えるタイプの正が好きらしいな。真面目なタイプ? と聞き間違えたかもしれないけど』 『ジャルダンで会おう!』 僕にLINEが続々入る。 恵ちゃんに僕のLINEを見せる。 「あらまあ、どうしたことだか」 こずえちゃんが帰ってすぐ。 恵ちゃんは、オケの情報網の早さに驚いている。 「すごいでしょ? 100人以上いるオケのLINEでは、下手なこと書けないんだよ」 「すぐに炎上する」 「これ、情報源こずえちゃんでしょ?」 「当たり前でしょ」 「どんなこと書いたのかしら?」 「ちょっと聞いてみるね、隆に。隆、B型だから」 「こずえちゃんの連絡、入っているはず」 「来た来た」 「これ」 恵ちゃんに差し出す。 『この梅雨は、すごいしやすい気候です』 『今日のB型コンパと同じ場所に正先輩が来ます』 『わざわざ私のために、研究室の飲み会を同じ場所にしてくれました』 『貧乳のTシャツも着せられたこの私……。でも正先輩には十分みたい……』     
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