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第117話
『正。今日もこずえちゃんお持ち帰りか?』
『こずえちゃんの貧乳って本当か?』
『こずえちゃんって本当に面白い子だな。貧乳のTシャツ見て笑いが止まらないと、肩揉んでくれた。そして、次の肩どうぞってwww』
『交えるタイプの正が好きらしいな。真面目なタイプ? と聞き間違えたかもしれないけど』
『ジャルダンで会おう!』
僕にLINEが続々入る。
恵ちゃんに僕のLINEを見せる。
「あらまあ、どうしたことだか」
こずえちゃんが帰ってすぐ。
恵ちゃんは、オケの情報網の早さに驚いている。
「すごいでしょ? 100人以上いるオケのLINEでは、下手なこと書けないんだよ」
「すぐに炎上する」
「これ、情報源こずえちゃんでしょ?」
「当たり前でしょ」
「どんなこと書いたのかしら?」
「ちょっと聞いてみるね、隆に。隆、B型だから」
「こずえちゃんの連絡、入っているはず」
「来た来た」
「これ」
恵ちゃんに差し出す。
『この梅雨は、すごいしやすい気候です』
『今日のB型コンパと同じ場所に正先輩が来ます』
『わざわざ私のために、研究室の飲み会を同じ場所にしてくれました』
『貧乳のTシャツも着せられたこの私……。でも正先輩には十分みたい……』
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