【R18】もこもこウサギの手懐け方(ウェイン)

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【R18】もこもこウサギの手懐け方(ウェイン)

 ふわふわっと気持ち良く、丁寧にアシュレーのベッドに降ろされたウェインはふにゃりと笑い両手を広げた。何とも力の入っていない幼い顔で、お酒で頭もトロトロになっている。 「アシュレー、気持ちいぃの欲しい」 「少し待て。服を脱ぐ時間くらい待てないのか」 「まてない。僕がするー」  上半身を起こしてシャツのボタンを外そうとするけれど、指先が上手くいかない。「あれ?」を繰り返していると、アシュレーの方が焦れたようにボタンを外してしまった。 「あぁ!」 「急かしているのか焦らしているのか、どっちだ」 「僕がするのぉ」 「我が儘か。まったく、だいぶ飲まされて」  溜息一つ。だが、あっという間に上半身を脱いだアシュレーの熱い手が体を掴まえて、ふにゃふにゃの唇にキスをくれる。  気持ちのいい、優しいキス。柔らかく絡まる舌がとても気持ち良くてドキドキする。愛されてると感じるから、その分返したくて一生懸命慣れないながらも舌を絡めた。 「随分ほしがりだな。自分から絡めて」 「んぅ、気持ちいいの好き。アシュレー好き」 「気持ち良ければ他でもいいのか?」 「絶対いや」  そんなの断固拒否だ。アシュレー以外なんて考えられないし、考えたく無い。     
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