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どのくらい時間が経ったのだろう・・・。
恵美子と伊丹課長から話を聞いてから・・・。
話の内容は右から左に流れてしまった。あまりに衝撃的だったから。
恵美子はいつか話そうと思っていたけど、今は話す段階ではないと思っていたと言っていた。
実際、そうなのだろう。私を騙そうとしていた訳ではないのだ。実際、助けてもらった
事の方が多い。
気づけば、１か月はあの時から経っていた。
教育係の安達の件だってそうだった。私が適切に対応をしていれば、
伊丹課長との噂も出なかっただろう。そして私は苦しむ必要はなかった。
世の中の道理というのは、どのように対応したかによって
全て変わってくるということだ。
つまり、私は未熟者だったのだ。
色々な痛い経験をして、大人になっていくのだ。
誰かが言っていたなぁ、「死ぬこと以外は、かすり傷」だって。
私は今も、恵美子と同じ職場で働き続けている。
嫌な思いは度々あるが、美味しいご飯を食べれば、辛いことも、苦しいことも
忘れられる。
今日は何を食べようかなぁ～！
完
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