3人が本棚に入れています
本棚に追加
もう、なんなのかな、この濃縮合成ミルクの中に沈んでいくような感じ。節O2タイムの時みたい…… 。
ずっと、とりとめもないことを考えてたくなる。
ダメ、シャキッとしなきゃ。
とにかく……そう、二年生から三年生に上がるときに、なにかがあったのよ。
学校で休みに入る前に先生がなんか大事なことを言うって。ええと、ずっと前からニュースになってたことに関係があって。
大好きな植民惑星史のダン先生がそう言ったんだ。
……あれ? 大好きなのは植民惑星史だったかしら、それともダン先生?
ダン先生、かっこよかったなあ。ふふ、先生の家にリッキィと遊びに行ったとき……ホントは一人で行きたかったんだけどさ、あの娘がどうしても一緒に行きたいって言うもんだから、もう。
ダン先生の飼ってた猫が可愛かったあ……そう、ピート。モッフモフだった。
ずっと、ダン先生の授業受けてたかったなあ。先生のこと見てられるだけでよかったから。ふふ、先生の家に行ったのは一度きりの勇気。特別な気持ちだってことが知られたら、何もかも壊れちゃうもんね……。
ええと、なんだっけ。
最初のコメントを投稿しよう!