一話 闇の皇子ナオ・ヴラド

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魔王戴冠式 次代の魔王となる者のいわゆる御披露目パーティーだ この日は、魔王城は市民にも開放され城内に入る事を許される。 先代の魔王の統治からまだ10年 早すぎる魔王交代に魔界全土は戸惑っていたが お祭り騒ぎの本日は各地から悪魔が集まってきた 城下町は賑わい城内では戴冠式の準備で慌ただしく動いていた。 「おい、爺」 「何ですか?ぼっちゃま」 「戴冠の儀まで後数時間ある。少し風に当たってくるな」 「と言って城下町で悪タレ共と会おうと言うのではないでしょうな!」 「げ…」 「ふう…まあそんなヤンチャも今日限りですぞ。一時間前にはお戻り下さいませ」 「ありがとうな」 少年は、城内から駆け足で出ていく 「やれやれ。ぼっちゃま…」
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