move②-「夜啼ク惑星」

2/2
前へ
/48ページ
次へ
傾く惑星直列のはなしを聞きながら、また未来の夢を見ました。 ミュートから 囁く、変形した音で あっさりと目が覚めて ここが 宇宙の果てではないと知る。 電波塔のアカリに 遠くの声まで反射して カラフルぶって 飛び跳ねる記憶に また 恋をした。 あなたの抱える不毛など 私にはまるで興味がないから もうすぐ 今年も 巡る夏を悔やんで 愛することだってできる。 水に 花に 緑に あなたのことを 想うように。
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加