後日談(2)

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っ~~~……!! いやぁあああ~~~ッ!! 状況を思い出し、心の中で悲鳴を上げた時にはすでに遅し。 シュウさんは私達の事を、満面の笑顔で見つめていた。 穴があったら今すぐ入りたい! 私は真っ赤な顔を隠すように、ヴァロンに抱き付いてこの場をやり過ごすのだった。 「いや~。仲良しですね。 ……では、邪魔者は退散しますよ。ヴァロン、また明日」 「おう。ありがとな」 シュウさんは鞄を持ってソファーから立ち上がると、帰って行った。 ……。 私は、顔を上げられない。 たくさんお世話になったのに、シュウさんを見送れなかった。 ……もう、最悪。 私は嬉しくなると、どうやら周りが見えなくなるみたいだ。 ついついヴァロンに夢中になっていまう。 「アカリ。 疲れてるだろ?風呂入ってこいよ」 「え?……あ、うん」 今後は気を付けよう。 と反省していると、ヴァロンに肩をポンポンと叩かれて、私は顔を上げた。
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