後日談(3)

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ヴァロンとの生活で1番かかるのは間違いなく食費だと確信して、今後はどう買い物や品数を作るか考えていると……。 「アカリ、ちょっとこっち来て~」 と、ヴァロンに呼ばれた。 「?……なに?」 後片付けを中断してヴァロンの声がした寝室の方へ行くと、奥の扉の前に立っている彼に手招きされる。 疑問を抱きながらゆっくりと歩み寄ると、彼がガチャッと扉を開けた。 ?……中に入れって事? なんだろう?と、思いつつ……。 私はゆっくり部屋に足を踏み入れた。 「!っ……わぁ~っ」 部屋に飾られた物を見て、私は驚く。 そこにあったのは、キラキラと輝く純白のウエディングドレス。 「特別に早急に作ってもらった。 ……どう?気に入った?」 「っ……綺麗」 感動し過ぎて、”綺麗”以外言葉が出てこない。 只々目を見開いてドレスを見つめる私を、ヴァロンが背後から包むように抱き締める。
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