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「私達、シャンがこの地を出れるのには、時間の制限があります。シャンの者は、一定時間村に帰ってこないと、強制送還されるのです。でも、私がもし、シャンの者では無い者の種を受ければ、その効力は薄れます。」
そう言うと、真理子は服を脱ぎ始めた。
「な、何を!」
「先生、私を抱いてください。」
一糸まとわぬ姿になった真理子は私にすがりついて、潤んだ目で見上げてきた。
「私に、先生の種をいっぱいください。そうすれば、私は、この村から出ることができます。」
「そ、そんなことはできない!君はもっと自分を大切にしなければならないよ。」
そう言いながらも、私の意志に反して、下半身は固くなっていた。
「私、生贄にされるんです。明日・・・。先生、私、死にたくない。」
真理子はそう言うと、わっと泣き崩れてしまった。
「服を着なさい。」
私は、すがりつき泣く真理子の体を引き離した。
美しく潤んだ瞳が見上げたが、あえて目をそらして頑なに拒んだ。
心とは裏腹に熱を帯びた私自身はまだおさまりそうもないが、この女を抱くわけにはいかない。
狂っている。こんな場所につれてきて、いきなり自分を抱けだなんて。
いかれている。誰でもその美貌にほだされると思うなよ。バカにするな。
企画モノのAVかよ。
私は、強く拳を握った。
背を向けた私の後ろで諦めて服をまとう真理子の衣擦れの音だけが響いていた。
服を着終わった合図のように、真理子が口を開いた。
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