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少しだけ正気を取り戻し、指を抜いた藤虎に、潤んだ目を伏せつつバッグから取り出した物を見せる。
「ふじの…すごく…大きいから…これ、使おう?…」それはピンク色の小さなチューブに入った潤滑ゼリーだった。そして中身を手のひらに出すと、自ら蕾の入り口に、そして藤虎の屹立にたっぷりと塗り付けた。そのいやらしい仕草に、藤虎はますます興奮してしまう。
滅茶苦茶に、したい。狂ったようによがらせ、泣かせたい。これまで、女との交わりをスポーツの延長線上にあるかのように考えていた藤虎にとって、こんな嗜虐的な気分になるのは初めてのことだった。
嫉妬や苛立ちを性的な興奮にすり替えながら、ぬめりをまとったそれを蕾の入り口に押し付ける。ずぶり、ずぶりと差し込むと、力弥の背が伸びをする猫のようにしなった。最後は覆いかぶさるように奥へと差し込む。
「ひっ…!あ、お、おくっ!」
「ああ…きっつ。奥までずっぽり挿ったよ。」そう言うと、目いっぱい広がって己の剛直を食む後孔の縁をなぞる。力弥はまた背中を反らせながら、甘い声で啼いた。
「力弥さん。どうしてほしい?」
「はっ、はっ、きついから、少し、このま、ま、待っ…」
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