せせらぎ

31/33
248人が本棚に入れています
本棚に追加
/177ページ
「それは、ダメ。」 最後まで言わせる前に腰を一旦引き、ガツンと音がしそうなほど勢いを付けて突っ込む。 「やぁっ!やっ!待ってッ!」 その言葉を無視して、角度を変えながら抽送を繰り返す。切っ先がイイトコロを擦り上げ、力弥が悲鳴のような嬌声を上げた。 「ここ?…すっげ。ここ、突くと、中が、ぐねぐね、ウネるんだ。やっらしい体。」 そう言いながら力弥の腰をつかむと、激しく突き上げた。さらに力弥の前に手を回し、揺さぶられる体に合わせてペチペチと腹に打ち付けられていたそれを握り込む。 「やっ!それッ!出ちゃうからぁ。や、アッ、あーーー。」力弥の腹が波打ち、絶頂が近いことを伝える。 藤虎が少し乱暴に花芯を擦り上げると、白濁が弾けた。それと同時に、中が一緒にイキたいと言わんばかりに肉棒を食い締める。藤虎は最奥を数度穿つと、その吸い付くような蠢きを堪能しながら果てた。 「あー、やっべ…気持ちよすぎて飛ぶかと思った。」 ぶるりと身震いしながら引き抜くと、力弥がそれにも感じたらしく、うめき声のような低い掠れ声を上げる。 その声に藤虎は正気に返った。
/177ページ

最初のコメントを投稿しよう!