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でもこれが大人になるってことかな?……そんなの嫌!!
これが大人になって行く過程っていうなら間違っている!遊びたい子と遊べないなんてオカシイ!!だってヒロだって、私に断る時はいつも目が悲しそうだ。あの目は本当は私と一緒に遊びたいのだ。いつも一緒にいた私には良く分かる。
好いた惚れたなんてどうでも良い。私にとってヒロは幼馴染で親友だ。それしかない。それが全て。
だから私は今日もヒロを遊びに誘おうと思う。昼休みに遊べないなら違う時間に誘えばいい。
だったら――
ピンポーン
「ヒロ遊ーぼう!」
私は久しぶりにヒロの家のチャイムを押す。
――やっぱりヒロと遊ぶのが1番楽しい。大人には分からないことだ。ざまあみろ!
私は声を大にして言いたかったのをぐっと堪えて、その代わり自分の鼻の下を思いっきり指で擦った
今日は雨だけど良い天気だ。
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