チートな世界の片隅で

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「何かのバグか?」 「そう思います。それと出張命令が出ているんです」 「出張、だと?」 「クリテイックの一件です。ドラゴンと少女の捜索だそうです」 「いきなり、何が起きた?」 「わかりません。すべてが通達です」 「イリスからの?」 「はい」 釈然としない彼の表情にスピカも不安を隠すことができない。 隊長は難しく考えることをやめて素直に喜んだ。 「準備しよう。何を持っていくかな」 スピカはますます不安になるだけだった。
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