memory1

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船に乗って三十分、種機蒸気機関車に乗って二日を経て、マナの実家ラマトークへと三人はやって来た。 道中、五月蝿い悪党が蔓延っていたが適当に殴り飛ばして先を急いだ。 マナはリバーム駅に着くなり、くたびれた倉庫街に歩いてきて姿を消した。 慌てた隊長とスピカは分かれてマナを探すことにする。 隊長はマナの実家を直ぐに見つけた。 マナの実家の門前に蛇の処刑を告げる立て看板が立て看板があったのだ。人だかりを掻き分けて見つけたマナの実家は立派な二階建の屋敷であった。隊長は裏側へ周り、神官組織の見張りをひとり気絶させて服を奪った。奪った服に着替えて、裏門から潜入して屋敷に入ると、女執事に遭遇する。 「あら、新入り。蛇に護送準備が整ったと伝えてきてちょうだい」 屋敷に入った彼に執事の女が、冷たく言い放つ。 「分かりました。地下牢屋にいる処刑人ですね。ところで、マナ様はお帰りですか」 彼はとっさに腰を低くした言い回しで執事の顔色を窺う。 「マナお嬢様が街に戻られたのか」 「はあ、先程、式紙の連絡を受けまして奥様に伝えに上がった次第です」 執事の女が、顔を歪めて聞き返したことに彼は内心でマナがこの屋敷に居ないことを悟った。 「わかった。奥様には私から伝える。お前は護送班と蛇の移動に当たれ」 彼は返事を返してそこを離れる。 地下への階段を直ぐに見つけて降りていけば、待っていたのは爆竹の盛大な音であった。煙の先にはローブの似合う長身の男がいた。  
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