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「うわぁ……」
キラキラと眩い光を放つ宝石たちに、真結は息を呑んだ。
どの宝石も自分を主張するかのごとく強い力を放っていて、真結はそれに圧倒されるばかりだ。
「すごいですね。ものすごいエネルギーを感じるというか……。綺麗なんだけど、本当に強い……」
「そっか、真結ちゃんにはそう感じるんだね」
小さな一室に並べられたたくさんのショーケースを一つ一つ確認しながら、陸が真結に笑いかけた。
「陸さんには、ルイさんが見えないんですよね?」
「うん。でも、空から聞いてるから存在は知ってるよ。すっごい美人らしいし、僕も会って話してみたいんだけどね」
鉱石たちの方は陸を知っている。しかし陸の方は空から話に聞くだけで、その姿を見ることはできない。
それは何となく寂しくて、もどかしい気がした。
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