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全く関係のない他人が店の客の話を聞いていい訳がない。
真結が躊躇っていると、陸はクイと口角を上げた。
「じゃ、スタッフになればいい」
「はいぃっ!?」
「空、という訳だから、真結ちゃんをそっちにやるからね」
「え? え? ちょっと待って……」
「よろしくー」
強引にスタッフルームに放り込まれ、バタンと扉を閉じられる。
「嘘でしょ……」
途方に暮れていると、休憩室から空が顔を出した。
「早く。話が始まる」
全く、どいつもこいつも!
マイペースな陸と空に呆れながら、真結は仕方なく休憩室に入っていった。
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