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「本気でスタッフやらない?」
「えっ……」
陸の気持ちは嬉しいが、この仕事は生半可な気持ちではとてもやれないと思った。
ただ、ここでなら自分の能力を役立てることができる。空をサポートすることで、客の願いや思いに寄り添った石を勧めることが、間接的にだができる。
すぐに返事はできないが、即答で断ることもできないほどには、真結の中で「Milestone」の存在は大きくなっていた。
「いいよ。ゆっくり考えといて」
「ありがとうございます」
真結の心を察したかのような陸の言葉に、真結は笑顔で頭を下げる。
「今から帰れば門限に間に合いそうだな」
時計を見る空につられるように、真結も時間を確認すると、もう十八時半になっていた。鉱石たちと会わずに帰るのは残念だったが、また次回の楽しみに取っておけばいい。
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