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和食レストラン、個室の高級料理店で働く私、、桜井花菜。24歳。
「いらっしゃいませ!、、、」
私はいつも通りに店で声をあげていた。そしていつも通りにお客さんの顔を見た。私はいつも通りじゃなくなった。
「あ、あの、、大丈夫ですか?おーいおーい大丈夫?」
その人の顔があまりにもイケメンで驚いてしまった。でも声は女の子、、女の子、、女の子!?
「あっすいません!何名様ですか?」
「一名です!ほんとに大丈夫?」
「はい!大丈夫です。ではこちらへどうぞ!」
私はいつも通りの私にもどる。いつも通り個室の部屋へ案内する。同情なんかしちゃいけない。お客様に同情なんて、、そんなことあるはずない!
「こちらでございます。」
「ありがとうございます。、、、あなた可愛い、、」
「へ?」
そう言うとお客さんが私の体を客席へ押し倒した。
「なっ何を!?おっお客様!」
「私のこと見て少し惚れたでしょ」
「なっなんですか!そんなことは同情なんて!」
「そんなこと言っちゃって顔だけは正直だよ。顔真っ赤っか」
「これは暑くて」
「嘘つき。この部屋冷房ガンガンだけど」
「いやそんな、、やめてください」
「やめない。私にキスしてくれたらやめてあげる」
「キスって女の子同士でですか?」
「普通じゃんちゅって早くーー」
「ははぁ、、」
私は顔を少しずつ近づけていって唇を重ねた。しちゃったよ。お客様と、。
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