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「そっか、じゃあ、一緒に行こっか。」
「うん!ありがとうっ」
「どういたしまして。」
「・・・ゆいちゃんもくるなんて、めんどくせぇ。」
「瞬君? 何か言わなかった?」
あたしがそんな風に黒い笑顔で突っ込むのも、もう日常茶飯事になったくらいだ。
「いいえ、何にもぉ。」
「まあまあ。そうしたら、行こうか。」
お姉ちゃんのそのひと言で、あたし達3人は、同じ通院先の病院に向けてゆっくり歩き出した。
その先に待ち受ける再会を知らないままで・・・。
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