消えた世界

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この世界は私が生まれ育った世界ではない。 私が生まれ育ったあの世界は消え、新しい世界で私はいま生きている。いつ入れ替わったかは分からないし本当に入れ替わったかも分からない。 でも私には分かる。 いつも立ち寄るあのコンビニの男店員。彼はいつもあんなに暗くないし、あんなに背も高くない。 学校帰りいつも通る一本道。いつもは心が安らぐ場所なのに今日は心がざわつく。 この世界はなんだ?なぜ私がこの世界にやってきた?なにもわからぬまま私は歩き続けた。 私たちはただの人間だ。できることに限界があり、寿命もある。もちろん超能力何てない。 しかしこの世界ではそんな常識は通用しない気がする。なんでもできる気がするし今にでも空を飛びどこか遠くに飛んでいけそうだ。 私は消えてしまった私の世界、ロストワールドに帰るためならなんでもする。たとえ人殺しでも…
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