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ハァ・・・ハァ・・・。
10分間走り続けたから、疲れた。
電車のドアに寄りかかって息を整える。
奇跡的に電車が遅延していて、ギリギリ乗ることが出来た。
・・・のはよかったんだけど。
「すげー息上がってんぞ。大丈夫か?」
「・・・・・・うん。大丈夫」
目の前の学ランを来て、ポニーテールをした人と話すことになってしまった。
コミュ障の私にとって、知らない人と話すことは苦痛でしかない。
そもそも何故こんなことになったかというと、ことは数分前に遡る。
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