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お腹もすいたし、とりあえず食べるか。 椅子を引いて座ろうとした時、 「あーきーにゃーーーーん!!!」 「ぐえっ」 後ろから思いっきり抱きつかれて、と言うか飛びつかれて、思わず変な声が出る。 「ちょっ・・・何、いきなり・・・」 振り返ると、満面の笑みを浮かべた“猫”がいた。 「待ってたよーあきにゃん!はやく朝ご飯食べてー!僕が作ったの!どう?どう?」 しっぽをブンブン振ってるけど、猫も嬉しい時とかしっぽ振るんだっけ。 さらに、目をキラキラと輝かせて、顔をグイッと近づけてくる。 ・・・・・・うん。わかった。わかったから、とりあえず落ち着け。 それと・・・ 「顔近い。」 人差し指で額をグイーっと押して、顔を遠ざける。 ふぅ・・・。朝からハイテンションだなあ・・・。 羨ましいよ。その元気、少しは私に分けてくれ・・・。
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