第二話 目的地に到着しました

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すると、そこは先ほどの小さな橋の場所だった。 今度は逆の方向からその橋の場所に着いたのでした。 なんか気持ち悪いな…。 私は、不思議に思いました。 ナビの設定を確認したのですが、入力は間違っていません。 前回の登録情報をそのまま使ったので、間違うはずもないのです。 GPSがおかしいのだとすれば…。 そう思い、会社の住所を入れてみた。 会社の場所にズレはない。 とりあえず、戻ろう。 私はまた車を走らせました。 山道は考えるよりも暗く、周囲も車のライトが無ければまったく見えません。 私は記憶にある場所まで戻り、彼の携帯電話を鳴らしました。 しかし、彼の実家は携帯の電波が飛ばない程の山奥なのです。 仕方なく、彼の実家に電話をする事にしました。 電波が切れる事から、道順を一気に聞いて、記憶と合わせながら細い道を走りました。 すると明るい集落が見えてきました。
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