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すると、そこは先ほどの小さな橋の場所だった。
今度は逆の方向からその橋の場所に着いたのでした。
なんか気持ち悪いな…。
私は、不思議に思いました。
ナビの設定を確認したのですが、入力は間違っていません。
前回の登録情報をそのまま使ったので、間違うはずもないのです。
GPSがおかしいのだとすれば…。
そう思い、会社の住所を入れてみた。
会社の場所にズレはない。
とりあえず、戻ろう。
私はまた車を走らせました。
山道は考えるよりも暗く、周囲も車のライトが無ければまったく見えません。
私は記憶にある場所まで戻り、彼の携帯電話を鳴らしました。
しかし、彼の実家は携帯の電波が飛ばない程の山奥なのです。
仕方なく、彼の実家に電話をする事にしました。
電波が切れる事から、道順を一気に聞いて、記憶と合わせながら細い道を走りました。
すると明るい集落が見えてきました。
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