第一話 もう一部屋ありませんか…

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その夜、ベッドに入ったがやはり眠れませんでした。 テレビをつけっぱなしで、電気もつけっぱなしで寝る事にしたのですが、何度も金縛りにあい、ひどい耳鳴り、そして隠された部屋から聞こえる悲鳴のようなもの。 廊下を歩く足音。 朝方までそれが繰り返されました。 結局一睡も出来ずに朝早くにホテルを出ました。 こんな思いをしたのは初めてです。 東京駅構内の喫茶店でモーニングを食べながら、後悔したのを覚えています…。 怖いというより、不快な経験でした。 あなたもホテルに泊まる時は気をつけて下さいね。 ちなみにそのホテルはまだ存在するはずです…。 あなたにもそんな経験ありませんか…。
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