第二楽章-彼の女-

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「これ何…?」 私の視界から彼は消え失せ、失明でもしたかの様な真っ暗な闇が広がると同時に、心の中に流しこまれた墨がどんどん色を濃くして、私の心までも真っ黒に塗り潰していった。 彼「友達だよ。」 「友達?友達が愛してるとか結婚したいとか言う?子供達を引き取ってってどういうこと?」 彼「彼女人妻なんだ。旦那と上手くいってないみたいで、こう答えてやらないと精神のバランスを崩してしまうくらい、か弱いんだよ…。分かってくれるよね?」
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