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「そうだな。奴の名前は悪植大神(あくしょくだいしん)。人、神問わずに悪の心を植え付けそしてそれを増大させ世界を滅ぼす終末を齎す神だ」
「そ、そのような神が本当に?」
悪植大神の起こせることにその言葉を出す以外に見つからなかった。
「その戦いは勝利成されたのですよね」
「勝利とは言わないなあれは、封印に何とか成功することが出来たと言ったところだ」
「封印?」
「ああ、封印されていたはずだが何者かの手によってその封印が解かれてしまった。そして、そのことに神々は気づくのが遅れてしまってな、解放された奴は各神話の主神に悪の心を植え付け増大させたのさ」
「では、今の神々は!?」
聖羅達は顔を青ざめさせるしかなかった。
「ああ、奴の思いのままだろうな」
「そんな・・・・・・」
「では、今の神々で無事な神は?」
聖羅のその言葉に夜剣神は静かに瞑目した。
「まさか・・・・・・」
聖羅と千里は何かに思い至ったかのように目を見開いた。
「お前たちの考え通りだ。俺以外の神々は全滅だ・・・・・・」
その事実に二人は息をのんだ。
夜剣神から衝撃の事実を突き付けられた二人は「これからどうするのか?」と尋ねると夜剣神はそれに対して。
「まず戦力を集める。そして、その戦力で敵を打倒する。まぁ、問題は山積みだが」
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