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打倒すると話す夜剣神だが、言葉の最後の方はため息混じりに話す。
「問題とは?」
心配そうに千里は聞いてくる。
「一つ目は、神と戦う戦力だ。よほどのことがない限り神と戦おうとする者はいないだろう」
「まぁ、確かに神と戦う命知らずはそうそういませんね」
相槌を打つ聖羅。
「次に二つ目、神の打倒と言ったがこれは殺すということだ」
「「なっ!?」」
「今の所、神々を解放するには殺すしかないのだ。お前達にとっては罰当たりに感じるかもしれないが」
「では、問題とは?」
聖羅が聞く。
「神は長い時間をかけて復活することができるがその間は神が居なくなることによって世界にどんな影響がでるかはわからない」
「確かに、一昔前は神の存在などほとんどが信じませんでしたが今の世の中はあの《・・》大災害により認知している」
聖羅が話す、あの大災害とは数年前に起きた世界規模での地震・噴火・津波が同時に起こり人類が滅びかねない状況に陥った。それを防いだのが神々だった。これにより、人類は神々の存在を認知することとなった。
「そんなこともあったな。だが、これが奴の封印が解ける一つの要因になった」
「「へっ?・・・・・・ええーーーーー!!!」」
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