第1章 はじまり

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第1章 はじまり

「もう、高校三年生とかありえんよなぁー。」 と、龍貴(りゅうき)が呟いた。 それを聞いた鷹成(たかのり)は、 「ほんと、それ。彼女ちゃんと作りたかった。」 と言っていた。 俺は、いつも、この4人で居るとキャーキャー言って 女達がよってくるから 別に好きな人も居なく特別な人を作る気も なかった。そんなことを考えていると… 「おい、彪流。何考えてんだ??」 そう話しかけてきたのは、2人の話を頷きながら 聞いていた、慶輔(けいすけ)だった。 俺は「何でもねーよ。」と冷たく言い、 いつもの屋上へ上がった。 屋上へ上がるといつも誰もいないはずなのに、 人影がみえた。不思議に思いよく見ると 学校で一番可愛いと言われてる美琴だった。 俺は、自分の落ち着く場所だったためドアを開けた。 美琴は、扉が開き驚いていたが笑顔で俺に 「いつも、ここに来るよね!」 と聞いてきた。 俺は、 「あぁ、居るけど。なんで?」 美琴は 「んー。私も毎日ここに来るからかな?」と 言ってきた。 俺は、それに驚いた。 なぜかって?俺も毎日居るのに美琴の姿を見たのは 初めてだったからだ。
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