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第2話「憂鬱な学び舎での生活」
キーーンコーーンカーーンコ~~~~ン……。
「ハァァ~~~~やっと終わった……」
7時限目の授業を終えた瞬間の何とも言えない達成感と解放感だけは悪くない。まあ、実際には何も達成していないし解放もされていないんだけど。
むしろ最近では、あまりの授業内容の意味不明さに不安感と焦燥感を覚えるようになってきた。
数学の計算式はCIAの機密文書に使われる暗号みたいに見えるし、英語はヘブライ語に聞こえるし、世界史はギリシャ神話や旧約聖書を読んでいるような気分になる。
なお、比喩で挙げた例はどれも全く知らないわけだが、それ程までに学習内容が謎だったという事を言いたかったのだとご了承頂きたい。
そして、ほぼ全科目に共通して言えることだが、そもそも勉強することの意味が分からない!!
これはもう、いよいよもって流石にヤバいのではないだろうか?
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