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「そんなに卑屈にならないでよ兄さん! 僕が兄さんを嫌いだなんてあるわけないじゃない!」
なにこれ……何が始まったの?
「やい! お前達! いい加減にしろよ。兄さんは繊細なんだ! やめろって石を投げるなっ!」
「――痛っ」
「「いえーい」」
本当に何があったんでしょう? 俺達のパーティに、俺達の武器に、事態の収拾はつくのでしょうか?
それはまさに神のみぞ知る、というやつなのかもしれない。俺は天を仰ぎ見てオヤジを思い出す。まだ、嫌がらせは続いているのだろうか?
様々な事柄に想いを巡らせて薬草を頬張る。その味はいつもより青臭く、しかめっ面になった。
青春の味というやつなのだろうか?
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