第二幕   青い鳥など居やしない

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 最後に水河ちゃんは、ボクにも会釈をした。  逃げるように彼女は退散してしまう。  お別れの言葉……?  そうか、こんな本性をさらしてしまったら、もうボクとはまともに会話も出来なくなるよね……。 (相反する女心。ころころ変わる女心。ボクたちもまた、変わらざるを得ないのか)  ボクは泪先生と二人きりになった。  でも、それは心に隙間風が()み込んで、ちっとも楽しい空間ではなかった。    *  ――第二幕・了 ・使用したよくあるトリック/アリバイ崩し、公衆電話トリック ・心理学用語/被虐待症候群、適応機制、ユディット・コンプレックス、ネグレクト、青い鳥症候群
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