第2話 作戦タイム

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 「幽子どのいってくるよー」  あの日から男は出かけるたびにあの調子。幽子ちゃんて誰デスか。全く。  ポルターガイスト現象で驚かせようとしても・・・。   「幽子どの?そこにいるでござるか!出てきてよー」  ひたすらキモい。  ・・・・・・・。  「うーん、困ったデス。あの男まともじゃないデス。どうすれば・・・」  ここはあの男の弱点を探るしかないデスね。やってやるデス。  ― 深夜 ―  ふっふ、やってるデスね。限りなく空気と一体化しているから接近してもバレないデス。毎日パソコンで何をやってるのか見てやるデス。  ・・・・・・・。  ぎゃぁぁぁー。裸、裸、裸。裸ばかりー。しかもそこはかとなく私に似ているー。  「・・・・・?」  キモいー。  こうして期せずして2度目の敗戦を味わう。
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