堀越の素朴な疑問

4/4
1069人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
「桔平……君だけだよ、こんなに私を必死にさせるのは」 柄にもないことでも、人には見せられないようなことでも。 君のためなら、なんでもやって見せるから。 そんなふうに、少しでいいからヤキモチを妬いてみせて。 君も少しは私に興味を持ってくれてると、少しは私に執着してくれていると、そう感じさせて欲しい。 そんな睦言を、甘く甘く囁きながら、快感に震える堀越の背中をそっと抱き寄せた。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!