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「うん、文化祭まで。
文化祭が終わったら転校する、みたいな
設定だったらしい。」
ウソ、そんな…早すぎる。
「え、待って。太一って、ここにいつ来た？」
「去年の文化祭の時かな。文化祭で始まり
文化祭で終わるって、変な設定だよな。
作者の趣味、悪すぎだろ。」
苦笑いをしながらしゃべる太一。
「え、でさ、期限の事、誰かに言った？」
「いや、言ってないけど。」
「これから先、誰かに言う予定ある？」
「ないと思う。理由はないけど。」
「じゃあこれから先、言わないでね！」
何か立て続けにしゃべってて、
ちょっとおかしい人みたい、私。
「何で？」
「ん～…何か、２人だけの秘密、って
感じがして、いいなって思ったの。
ただそれだけだけどね。」
ちょっと攻めすぎたかな？どうしよう、
さすがに引かれる？
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