佐伯 優 2

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「…1日だけでいいの?」 「え?」 「いや、俺さ、残りの1週間とは言っても 何の予定もないんだよ。…好きな人もいないし。」 「そ、そうなんだ。」 「だから、その…最後の1日は 文化祭で、特に何か出来る訳じゃ ないだろ?そしたら、1週間全部 優にあげるよ。」 「…」 どうしよう、嬉しすぎて、言葉が出ない。 「…ごめん、嫌なら別に」 「本当?」 「え?」 「私と1週間、恋人みたいに接してくれるの?」 「…うん。よろしくお願いします。」 「ありがとう!本当にありがとう!!」 思わず声が大きくなりそうだったけど、 大丈夫だった。
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