3/9
前へ
/9ページ
次へ
俺と今の黒木合わせた4人とあともう1人、高橋 紘太って言うのがいるんだけど、この5人がいつも学校で連んでる友人達。 いつも今日みたいに喧嘩ばっかしてて、俺は傍観している。 喧嘩なんて興味ないし、アイツらが喧嘩が好きだから付き合わされてるだけ。 で、さっきの黒木がうちの学校で頭張ってるようだ。 本人はどうでもいいらしいが。 「なぁ、吏央。そう言えば、結衣ちゃんと別れたのか?」 「あー…まあ」 「ふーん。何かされたとか?」 「何だそれ…。別に好きとか無かったし…しつこかったから別れた。」 「それ付き合ってたの?」 累がジト目で見てきたが特に何も思わない。学生の内なんて本当に好きで付き合う事の方が少ない気がするんだけど…。 「まっ、俺とえみりーみたいにラブラブできなくって別れたんでしょ」 「……累に言われるとむかつくな。」 累はこんな童顔なくせしてとても大事にしてる彼女がいる。 まあ…優しいからモテるだろうとは思うけど。 「にしても晃昶はまた勝手に帰ったなー。明日学校で締めてやる。」 「明日サボるだろ多分…」 アイツのことだ。学校には来ない気がするけどな。 「それもそうか。……ん?ということはまた吏央に女が群がってくるんじゃね?」 「あぁ~別れたから!女の子の噂は早いよな~!吏央顔だけは良いから。」 「…あ?」 「だって、吏央の性格なんてまじ氷の女王様じゃん。」 「吏央はそんな性格じゃないぞ、累」 「幼馴染みは黙ってろ。ったく…吏央の事になるとすぐムキになるな雪弥は。 まあ…俺達には普通だけど、他にはかなり冷たいだろ。」 別にそれのどこも可笑しくはないだろう… とだけ思った吏央。 .
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加