第三話 悲劇

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 しかし、私の声に耳を貸す者などいなかった。服は剥ぎ取られ、強姦に近い形で『子宝の儀』は開始された。   それからは、地獄のような時間が続いた。顔も知らないような男たちから辱めを受け、まるで道具のように乱雑に犯された。 「いやぁ!助けてっ、誰か……っ」  何度叫んでも助けなど来なかった。暴力と性欲に塗れたこの空間で、私は朝まで犯され続けた。
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