LEGENDSEPILOGUE1 LEGENDFIGHTERS

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「う~、WIXOSSも、Z/Xも、Vanguardも、SHADOWVERSEも、いつも負けるよ~。」 「こんな負け運の強い人私の中で初めてだよ~、おまけにガチャ運も弱いし。」 「う~。」 う~う~、う~う~言ってる私が朱鷺島(ときしま)はるか。19歳。 GAME運に恵まれず、ついでにガチャ運も恵まれてないよくいるGAME少女。 私の前にいる彼女は、桜島飛鳥。私と同じく19歳。 彼女は遠い従兄弟にvanguardの蒼龍レオンを持つと学校内で噂されている。本人は完全否定しているが。 実際に彼女の家に行ったことがあるが、従兄弟に繋がる写真や動画などは全く無かった。 ◇ 明くる日、私は私が入っているKARDGAMES部の部室にいた。 「また負けた~。」 「毎回負けるよね~、はるかは。」 副部長の勝島綾にそう言われた。 今私達がプレイしているのが、VanguardというTCG(トレーディングカードゲーム)。 「ちょっと見せてみ、そんな負けるデッキどんなデッキか見てみたいわ。」 そう部長の早舞剛毅に言われた。私は自身のデッキを見せたところ、 「うっわ、ひっで~な、このデッキ。こんなデッキじゃあ勝てるものも勝てねえ~わ。なんでこのカードが4枚も入ってるんだよ。このカードも。要らないカードだけを選りすぐり集めたのかこのデッキは。」     
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